経営戦略の実現に資する人材戦略の策定

VUCAの時代と言われ、デジタル×グローバルが当たり前の昨今において、自社の人材マネジメントの在り方を方向づける人材戦略、その前工程としてのワークフォースプランニング（中長期要員計画）の重要性は益々増しています。

• 経営戦略・事業戦略と連動した人材戦略の重要性は常に謳われていますが、それを実践できている企業は必ずしも多くないとマーサーは考えます。経営環境の変化に直面してから戦略を練るのではなく、経営環境の変化を前提に戦略を練ることが求められる昨今、どのような人材戦略を企業は策定し、実行するべきでしょうか。マーサーは、企業固有の課題に、クライアントと二人三脚で向き合います。

• 不確実性が前提の時代だからこそ、複数のシナリオでリスクを予め洗い出し、有事に備える準備をすることが重要です。ワークフォースプランニングの本質は、計画を立てる過程で、人材調達・供給に関わるリスクを洗い出し、先んじた打ち手を検討することにあります。単なる数字遊びではなく、人材戦略に直結するインサイトの導出をマーサーはサポートします。

• 人材戦略は、最早、企業の中に閉じたものではなく、広く外部に発信されるべきものになってきました。金融市場から資金を調達し、労働市場から優秀なタレントを集めるために、ストーリーのある人材戦略を策定することを支援します。

人材戦略もワークフォースプランニングも企業固有の経営課題と向き合うことから始まります。解くべき課題は企業によって様々で、時には解くべき課題を特定することから包括的に支援します。

解くべき課題（例示）

• 経営戦略の大きな転換（新中期経営計画の策定、事業ポートフォリオの見直し、新規事業への大幅な投資、既存事業の競争優位性の転換、M&Aによる組織ケイパビリティの大幅な変化等）に、人材戦略を追随させる必要がある

• 中長期の観点から、自社の人材ポートフォリオの質×量のどこにペインポイントがあるかを特定し、実効性のある人事施策へと繋げる必要がある　等

マーサーご支援の実績（一部例示）

• 総合商社のグローバルHR戦略・ロードマップ策定
  
• 事業ドメインの大幅な拡張に伴う、エネルギー会社の人材戦略・要員計画策定
• 通信会社のエンジニア人材に関わる中長期要員計画策定（ワークフォースプランニング）
• 自動車会社のIT系子会社における、両利きの経営を実現するための人材戦略策定
• 製造業の全社構造改革戦略立案、要員配置最適化に向けた調査・アクションプランの策定
• 製薬会社における新成長戦略と連動した人材戦略・要員計画策定　等

 

人材戦略策定において、One Size Fits for Allのアプローチは存在しません。企業が置かれている環境・状況に応じて、最適なアプローチを検討し、クライアント企業と二人三脚で課題の解決に取り組みます。